学校や仕事終わりの夜の時間帯にジョギングをする方は、多くいらっしゃるかと思います。
日中にジョギングをするのは、休日でもない限り難しいですよね。
ですが、夜にジョギングをすれば、その日に溜まったストレスを汗とともに発散できて、とても気持ちいいです。
そして、ジョギングは自律神経とも大きく関わってきます。
やり方次第では、ジョギングをすることで自律神経が整えられ、身体のコンディションを良くしてくれます。
というわけで今回は、どのような点に注意すれば自律神経を整えられるジョギングをすることができるのか、じっくりと解説していきます。
目次
そもそも自律神経って?
最初に「そもそも自律神経って何?」と疑問に思っている方もいらっしゃるでしょう。
というわけで、まずは自律神経について簡単に説明していきます。
自律神経とは、私達の意志に関係なくずっと働いており、体内の器官をコントロールしている神経です。
自律神経には2種類あり、交感神経と副交感神経とがあります。
その2種類について、以下の項目でそれぞれ解説していきます。
交感神経
まず交感神経は日中、活動している時、緊張している時などに働きやすい自律神経です。
身体を活動に適した状態にしてくれます。
主な効果は、血圧の上昇、心拍数の増加、胃腸の活動の抑制などがあります。
副交感神経
一方、副交感神経は夕方〜夜、リラックスしている時、食事をしている時などに働きやすい自律神経です。
身体をリラックスできる状態にしてくれます。
主な効果は、血圧の低下、心拍数の減少、胃腸の活動の促進などがあります。
ジョギングで自律神経が整えられる
ジョギングは脚と腕を交互に一定のリズムで動かす運動ですが、このようなリズム運動をすると体内でセロトニンという物質が生成されます。
セロトニンは、交感神経と副交感神経のバランスを整えてくれ、心の緊張やストレスを紛らわせてくれる効果があります。
というわけで、ジョギングをすることでセロトニンが生成され、自律神経が整えられていきます。
夜のジョギングの注意点3つ
というわけでジョギングには自律神経を整える効果がありますが、ジョギングの際には注意点が必要です。
以下、見ていきましょう。
夕食後1〜2時間後に行う
まず、夜は夕食を食べる時間帯でもありますが、ジョギング前に夕食を食べておくことをオススメします。
何故ならば、空腹時は血糖値が低い状態にありエネルギーが足りない状態だからです。
その状態で運動をすると身体に大きな負荷がかかり、貧血を引き起こすこともあります。
というわけで、夜のジョギング前には夕食を食べることが望ましいですが、そうする際にも注意点があります。
食後は副交感神経が優位になり、消化活動を促進します。
しかし、食後すぐにジョギングをすると交感神経の方が優位になってしまい、消化活動の妨げになってしまいます。
よって消化がうまく進まず、消化不良、吐き気、横腹の痛みなどを引き起こします。
以上を踏まえると、食後1〜2時間後にジョギングをする方が望ましいです。
その時には消化もある程度終わっており、ジョギングに必要な血液やエネルギーを利用すことが可能になります。
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ジョギングはゆっくりと短く行う
速いスピードで走る、長時間走るなどの激しいジョギングは控えましょう。
何故ならば、夜は副交感神経が優位になる時間であり、その際の激しいジョギングは交感神経を過度に刺激し、自律神経のバランスを乱してしまうからです。
というわけで、夜のジョギングはゆっくりとしたペースで、30分ぐらいの短い時間で行いましょう。
むしろ、ゆっくりと走ることは副交感神経を刺激するので夜に最適です。
また、ジョギングの際には「一定のリズムで走る」「深く呼吸をする」の2点に注意をして走ることを意識すれば、よりセロトニンが生成されやすくなります。
以上のことから、夜のジョギングの最中は
・ゆっくりと短めに走る
・一定のリズムで走る
・深く呼吸をする
この3点を意識しましょう。
就寝する2時間前には終わらせる
ジョギングをすると、一時的に体温が上がります。
しかし体温が上昇した後は、その反動で体温が下がっていきます。
体温が下がると眠くなりますが、夜にジョギングをすることで体温を下げることができ、夜はグッスリと眠ることができます。
程よい疲労感もありますしね。
しかし、だからと言って寝る直前までジョギングをするのは逆効果。
ジョギング直後に上がった体温はすぐには下がりません。
交感神経も優位になっているので、その状態で就寝するのは睡眠の質から考えてよくありません。
体温を下げて交感神経の働きを落ち着かせる時間を確保するためにも、ジョギングは就寝する2時間前には終わらせましょう。
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まとめ
いかがでしたか?
ジョギングには自律神経を整える効果がありますが、注意点があります。
①夕食後1〜2時間後に行う
②ジョギングはゆっくりと短く行う
③就寝する2時間前には終わらせる
この3つの点に注意すれば、自律神経が整えられるような夜のジョギングができます。
ジョギングはストレス発散にも、ダイエットにも効果的ですし、どうせなら体に支障を出さないようにジョギングしていきたいものですよね。
というわけで、健やかなジョギングライフをお過ごしくださいね!